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こんなにも美しい風景が世界にあるのだろうか....。

気になる風景/Kiininarufukei> 高見山の眺望/ViewofTakamiyama

高見山の眺望/ViewofTakamiyama


高見山の眺望/ViewofTakamiyama

瀬戸内海、ため息の出るその美しさは一級品


吾輩は路地ニャン公である。猫だからといって、路地裏の風景ばかりを見ているわけではない。「これでも世界のさまざまな風景を目にしてきた」というのは吾が飼い主の言葉で、吾輩は飼い主が撮ってきた写真をずっと見てきた。そしてその視線は人間様より地べたに近くローアングルで、云ってみれば小津安二郎の世界だ。そんな吾輩が、ため息が出るほどおだやかで美しい風景が、この尾道にあるのだ。
カナディアンロッキーやモニュメントバレー、ボラボラ島の自然景観の魅力に迫る、実に美しい風景がこの標高280Mあまりの高見山から四国方面に向かって見える瀬戸内海だ。写真は、ちょうど4月初旬の景色だけれど、春夏秋冬、いろんな顔をみせてくれるので、気が向いたら四季の変化をお見せしようか、と考えている次第。
高見山の眺望/ViewofTakamiyama
高見山の眺望/ViewofTakamiyama
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このときは、ロシアのエルミタージュ美術館のキュレーターや絵画修復家をご案内したときのものだ。彼らは目の前に広がる瀬戸内海の美しさに大はしゃぎだった。同行した写真家の佐藤アキラ氏は「これは尾道の宝物ですよ!」。この言葉には吾輩も同感する。
そういえば、かつて冬の曇天の墨絵のような風景を元ウィーンフィルの主席チェリストでヴォルフガング・ベッチャー氏にお見せしたら、氏曰く「サムライの世界だ!」。ほんものの美しさには、心を動かされるものだ。(2006年4月)

珍しく四国山脈がくっきりと


『拙宅から会社へ車で通勤する途中、まっすぐ下る坂道の先にある向島(むかいしま)、その島の向こう側に広がる瀬戸内の海が目に入ってくる。ときには遠くの海の真ん中あたりに、百貫島灯台の光を確認することもある。その風景は、日ごとに変わり飽きることはない。四季折々、雨天、曇天、晴天、嵐の日、遠望できる風景の奥行きも色合いもどれ一つとして同じものはなく、自然が放つ色彩のすべてがどうしてこんなに美しいのかと、心をときめかす。高見山の眺望/ViewofTakamiyama

2020年8月16日(日)、本日はすこぶる晴天なり。そして日頃は姿を見せない四国山脈が珍しく、くっきりと見える! 尾道から豊島、魚島、そして尾道からは悠に70km以上離れている四国の山々が実にハッキリと見えている。今日は、必ず高見山へ登り写真を撮るぞ。』と吾が飼い主は独り言つ。その日の15時頃、吾輩の飼い主は、高見山山頂でiphoneのシャッターを押し、動画も撮っていたようだ。
しばし、あまり動かぬ動画を観ていただければ、その昔、シーボルト(1796-1866)やトーマス・クック(1808-1892)が観た「世界で一番美しい湖のような瀬戸内」の感動を少しでも実感されることだろう。
と、ここまでは良かったが、Googleフォトにある撮影した写真をチェックしてみて、吾輩の飼い主と吾輩共々、少々がっかりした。完璧な夏の海だが、光のせいかフォーカスの仕方が悪かったのか、iphoneで撮影した写真は実際に観た色彩とは異なり青みがかっていて、色彩調整を試みたがうまくいかなかった。やはりトップに載せた写真は、一眼レフで撮っただけあって色が美しい。高見山の眺望/ViewofTakamiyama

変幻自在な自然の移ろい




高見山の眺望/ViewofTakamiyama

過去に撮った写真を探してみたら、2017年2月の曇天の瀬戸内海があった。画面の中央あたりには、林芙美子が北海道で見た摩周湖のカムイシユと云う黒子(ほくろ)のような小さな島、灯台のある百貫島が見える。(2020年8月26日)
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